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不定期で趣味に関することをつらつらと書き込む,リョウクマノのメモ帳的何か。

日本酒 酒器色々

日本酒を呑み始めて半年,色々と本気で買って,比べて,足を運んで,を初めてから2ヶ月,ついに酒器に興味を持ち始めました。

カメラで言えばレンズ沼にはまった感じでしょうか。

酒器がとにかく気になります。なぜなら,僕にはまだ基準がないからです。

日本酒を呑むための基準作り

僕の最近のもっぱらの日々の楽しみは日本酒です。地酒屋に行くのがとにかく楽しみなのです。

 

それはさておき,基準の話です。

何事にも自分の中での基準って大事だと思っています。良い悪いの基準になるからです。嗜好品に関して言えば,好き嫌いの基準になるからです。これを日本酒で達成しようとした時,大きく分ければ 甘い日本酒・辛い日本酒 みたいにわけられるわけですが,何事も極めようとすれば2極で済むはずがありません。

これは日本酒も同じです。

味で分けるのであればフルーティか否か,甘いか辛いか,スッキリか否か,この3つで大きく分けられると言われています。

 

ですが。ですが。僕はそれよりも先に,呑む酒器によって味は変わる(正確には印象が変わる)のではないかと思っています。

冷たい器,薄い器,ゴツゴツした器,世に出ている酒器は様々です。僕は触覚関係の研究を行っていることもあり,手触りや肌触りに関心があります。それらが味や匂い,最終的には評価に影響すると思っています。

どういう手触りがどういう味にさせるとかは難しいのでひとまずおいといて,家で買った日本酒を飲み比べるときに同じ酒器で呑むことはとても大事だと思うのです。

味の基準を作るために基準となる酒器を。

そう思い酒器に興味が移りました。

 

そこで僕が最近買った酒器2つを紹介したいと思います。

一つ目。

松徳硝子 うすはり 大吟醸

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こちらのグラス,買ってまだ1回しか使っていないのですが,感想を。

とにかく軽い。ひたすら軽い。これが多分誰もが感じる第一印象でしょう。

硝子なのに軽いということは…そうです,ひたすら薄いのです。びっくりする薄さです。

この薄さのおかげで呑み口がとてもなめらかな印象があります。

良くも悪くも酒器が邪魔しない。

日本酒をそのまま味わえる。そんな印象を受けます。

 

またこの酒器の最大限の特徴は底にある突起です。

この突起のおかげで日本酒が入った状態で酒器を回すと,突起がマドラー代わりになり香りが立つのだとか。

僕はまだ使用1回目なので,実はまだそこまでこれを実感できていません。

これがわかるためにはRIEDELのグラスを買って,突起がないもの,突起があるもので比べる必要がありそうです。

 

次の酒器。

能作 ぐい呑

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こちらは上で紹介したものとは異なり,錫でできた酒器になります。

また容量も異なっていて,上記のグラスと比べると小さいです。

小さいのに重量は上記のグラスと異なり,ずっしりときます。

錫は日本酒を呑むのに適していると言われます。日本酒の味をまろやかにするのだとか。

こちらも僕はまだ使うのが2回目なので,実はさほど違いはわかっていません。

僕はこの味をまろやかにする効力よりも,酒器自体が冷たくなる,錫の熱伝導率が大好きです。

日本酒を呑むときに,日本酒だけではなく,酒器そのものが冷たいおかげで日本酒と酒器の温度差が小さく,スッと日本酒が入ってきます。

持った際に程よくずっしりした重量なのもなお良いと感じます。

 

そんなわけで,今回は最近僕が買った酒器を2つ程紹介させて頂きました。

日本酒の飲み比べをする際の「基準」としてこちら2つの酒器を使おうかと思っています。

日本酒に限らず,お酒を呑む際はお酒本体だけではなく,それを呑む酒器にも注目してみるのも一つの楽しみかたなのではないでしょうか。